塗装機械大手の独Duerr(シュツットガルト)が19日発表した2012年12月期暫定決算の最終利益は前期比73.3%増の1億1,140万ユーロとなり、過去最高を更新した。顧客の自動車メーカーが新興国事業の開拓を強化していることが最大の追い風で、営業利益(66.1%増の1億7,690万ユーロ)と売上高(24.9%増の23億9,980万ユーロ)もこれまでで最高となった。
\新規受注高は25億9,680万ユーロ(3.3%減)で、その3分の1を中国で獲得した。今後は日系の競合が圧倒的な強さを見せる東南アジア市場の開拓にも本腰を入れる意向だ。
\12月末時点の受注残高は1年前を8.1%上回る23億1,680万ユーロに達しており、同社は13年12月期も売り上げと利益がやや増加すると予想している。新規受注については23億~25億ユーロを見込む。
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