ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年1月の生産者物価指数は前年同月比1.7%増となり、2カ月連続で上昇した。エネルギーの価格が2.5%、非耐久消費財も同2.3%上がり、全体を押し上げた格好。エネルギーを除いたコアの上昇率は1.3%だった。
\エネルギーの内訳をみると、天然ガスと電力がそれぞれ3.5%増、3.1%増と上げ幅が大きかった。石油製品は液化ガスが10.3%増と大きく上がったものの、灯油が3.3%減、軽油が1.6%減、ガソリンが0.2%増となり、全体では0.1%の上昇にとどまった。
\耐久消費財は食料品が3.6%上昇。豚肉は10.5%高くなった。バターとコーヒーはそれぞれ6.5%、4.3%下がっている。
\耐久消費財と中間財はそれぞれ1.0%増、投資財は0.9%増だった。中間財では飼料が23.4%上昇し、化学基礎原料も3.3%上がったものの、金属は1.1%低下。下げ幅はコンクリート鋼が5.7%、圧延鋼が0.8%だった。
\生産者物価指数は前月比では0.8%増となり、3カ月ぶりに上昇。エネルギーを除くコアベースでも0.1%上がった。
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