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2013/3/6

総合 - ドイツ経済ニュース

独消費者景況感が改善

この記事の要約

市場調査大手GfKが2月27日発表したドイツ消費者景況感指数の3月向け予測値は5.9となり、前月の5.8(修正値)からやや上昇した。景気の悪化懸念が遠のいたほか、消費意欲が一段と高まったことが大きい。GfKは個人消費が今 […]

市場調査大手GfKが2月27日発表したドイツ消費者景況感指数の3月向け予測値は5.9となり、前月の5.8(修正値)からやや上昇した。景気の悪化懸念が遠のいたほか、消費意欲が一段と高まったことが大きい。GfKは個人消費が今年は実質1%増加すると予想している。国内総生産(GDP)成長率については同0.8%を見込む。

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景気の見通しに関する2月の指数(3月向け予測値の算出基準の1つ)は前月のマイナス11.3からマイナス2.5へと8.8ポイント上昇し、長年の平均値であるゼロに大きく近づいた。改善は2カ月連続。ユーロ危機の一服感と独企業景況感の好転が続いていることで数値が押し上げられたようだ。

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所得の見通しに関する指数(同)は前月の36.0から31.8へと4.2ポイント悪化した。水準自体はこれまで同様、極めて高い。

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高額商品の購入意欲に関する指数(同)は前月の35.3から37.0へと1.7ポイント上昇した。歴史的な低金利や雇用の安定のほか、ユーロ通貨の先行き懸念から貯蓄よりも高額商品の購入を優先する心理が広がっていることが背景にあるという。

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