ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2013年2月の乗用車新車登録台数は前年同月比10.5%減の20万683台となり、4カ月連続で後退した。厳しい市場環境が反映された格好。主要ブランドの多くで登録実績が落ち込んだ。新車登録に占める社用・公用車の割合は66.1%に上った。
\新車登録で2ケタ台の伸びを確保したのはジャガー(134.4%増の286台)、セアト(19.4%増の5,151台)、ランドローバー(19.0%増の1,027台)、トヨタ(14.3%増の5,810台)、ジープ(12.8%増の511台)の5ブランドだけだった。
\ドイツ勢はミニ(5.9%増の2,642台)とスマート(1.2%増の2,350台)が増加した以外は軒並み減少した。各ブランドの実績はBMWが0.5%減の1万5,339台、アウディが5.3%減の1万6,926台、メルセデスが9.1%減の1万7,581台、ポルシェが12.1%減の1,364台、フォルクスワーゲン(VW)が14.6%減の4万2,875台、フォードが19.4%減の1万2,637台、オペルが21.2%減の1万3,536台。
\トヨタ以外の日本車はホンダ(6.3%増の1,927台)とマツダ(6.1%増の3,836台)が増加。日産(12.3%減の4.050台)、スバル(18.9%減の650台)、スズキ(33.4%減の1,513台)、レクサス(36.7%減の100台)、三菱(39.8%減の1,266台)は落ち込んだ。
\日本車以外の主な輸入車ではルノー(3.4%増の7,820台)と現代(3.4%増の7,776台)が増加し、ダチア(3.1%減の2,920台)、フィアット(6.5%減の4,758台)、シュコダ(10.0%減の1万318台)、起亜(10.7%減の3,850台)、シトロエン(15.1%減の3,779台)、シボレー(28.2%減の1,892台)、ボルボ(28.3%減の1,878台)、プジョー(40.6%減の3,124台)は減少した。
\車種別の新車登録をみると、超小型と大型車はそれぞれ20.6%、13.0%増加し、ミニバンも2.4%拡大した。一方、小型車と中大型車、大型バン、ユーティリティは20%以上落ち込んだ。
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