独建設業全国連盟(HDB)は2月25日、2012年の業界売上成長率が前年比0.5%にとどまり、期初予測(同1.5%)を下回ったと発表した。12月の天候不順で業者の半数が屋外作業・工事の中断を余儀なくされたことが響いたとしている。
\12月の売上高は前年同月比で9.8%減少した。比較対象の11年12月は同24%増と大きく拡大しており、その反動も出た格好。クリスマス祝日の関係で12年12月は営業日数が前年より4日少なかったことも影響した。
\部門別でみると、住宅は引き続き好調に推移しており、12年売上高で4.7%増加、受注高でも9.2%の伸びを記録した。商工業建築も売上高で1.4%増、受注高で5.2%増と堅調だった。一方、公共建設は自治体の財政難がネックとなり売上高が5.5%減少した。ただ、受注高は大型プロジェクトの効果で7.6%増加している。
\連邦統計局が同日発表した2012年の建設業受注指数(2005年=100、物価調整値)は105.4となり、前年を4.2%上回った。受注の内訳は建築が5.4%増、土木が2.8%増だった。12月の受注指数は84.7で前年同月比6.6%減。内訳は建築が2.7%減、土木が11.4%減だった。
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