保守系高級紙フランクフルター・アルゲマイネ紙(FAZ)とグループ会社Frankfurter Societaetは2月28日、昨年11月に倒産した中道左派の競合紙フランクフルター・ルントシャオ(FR)を買収することで管財人と合意した。連邦カルテル庁の買収許可は27日に下りており、FRは3月1日からFAZグループ傘下の独立会社Frankfurter Rundschau GmbHとして再出発した。
\新生Frankfurter Rundschauの出資比率はFrankfurter Societaet55%、FAZ35%。カール・ゲオルク財団10%。同財団はもともとFRのオーナーだったが、2004年に出資比率を10%まで引き下げた。
\FRの編集部は28人体制へと大幅に縮小され、業務もローカル記事の作成に絞り込まれる。他の分野の記事は当面、これまでの出資者から調達する。FRの印刷所は閉鎖される。
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