化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は3月27日、石油・ガス生産、鉱業、水処理向け化学品の3事業を4月1日付で統合すると発表した。3事業はともにポリアクリルアミド(PAM)を供給するなど共通点が多いため、統合により事業効率と競争力を高める意向だ。
\今回の措置に伴い同社は仏リオンの水道事業者向けコンサルティング業務を売却するほか、世界全体で従業員215人を整理する。人員削減は英ブラッドフォード、グリムスビーの拠点が中心となる。
\3事業は高機能製品部門に属しており、2011年の売上高は合わせて約7億ユーロだった。主な競合企業はスイスのClariant、米Dow Chemical、フィンランドのKemira。
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