家電市場調査会社gfuが3月26日発表した2012年の独ヘッドホン販売台数は、前年比12.1%増の1,110万台に拡大した。08年以降、需要の増加が続いており、売上高は30.2%増の3億600万ユーロを記録。増加幅は販売を大きく上回った。今年は販売台数で8.1%増の1200万台、売上高で15.4%増の3億5,300万ユーロを見込んでいる。
\需要拡大の背景にはMP3プレーヤーやスマートフォン、タブレットPCの普及を受けて手軽に音楽が聴けるようになったことがある。騒音を遮断するノイズキャンセリングヘッドホンの利用も広がっている。
\価格帯は10ユーロ未満~数百ユーロと幅広く、個人の耳型に合わせてオーダーできるカナル型や再生周波数帯域が選べる最新モデル、服装に合わせてアクセサリー感覚で使えるモデルなどがある。gfuは売り上げが増加するのは品質に対する消費者のこだわりの表れだと指摘。この傾向はしばらく続くとの見方を示した。
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