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2013/4/24

経済産業情報

冷凍食品市場が拡大、ピザ消費量は1人10枚

この記事の要約

ドイツ冷凍研究所(DTI)が18日発表した昨年の国内ピザ販売量は約8億2500万枚に上った。1人当たり10枚を食べた計算。消費量は15年前に比べて2倍、25年前に比べると5倍に拡大した。\ 調理済み冷凍食品の販売量が伸び […]

ドイツ冷凍研究所(DTI)が18日発表した昨年の国内ピザ販売量は約8億2500万枚に上った。1人当たり10枚を食べた計算。消費量は15年前に比べて2倍、25年前に比べると5倍に拡大した。

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調理済み冷凍食品の販売量が伸びている。魚や肉、野菜などの冷凍食品では販売量が縮小しているが、調理済み冷凍食品は昨年2.1%増加。増加率はピザで1.8%、スナックで4.5%に上った。

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冷凍食品の売上高は値上げの効果もあり2%増の120億ユーロに拡大した。1世帯当りの消費量は83.6キログラムで、前年から200グラム減少したものの、外食産業では計0.2%増の3.32トンに拡大、1人当たりの消費量は41キログラムに上った。

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市場調査大手GfKの消費者アンケート調査では、「冷凍食品を利用すると時間を1日当り45分、節約できる」との回答が75%に上った。冷凍食品の利便性を評価する消費者が多いことがうかがわれる。

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冷凍ピザの消費量は若年層で多い。ただ、他の冷凍食品では若年層の需要が少ないため、冷凍食品産業は今後、ピザ以外の製品分野で18~29歳の年齢層にマーケティングの照準を合わせ、市場拡大を目指す。

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