自動車大手Volkswagen（VW）の日本法人は8日、国土交通省にリコール（無料の回収・修理）を届け出た。対象となるのはダイレクトシフト・ギアボックス（DSG）を搭載したモデルで、VWの「Golf」「Polo」や姉妹ブランドAudiの「A3」「A1」など合わせて9万1,000台が該当する。VWはDSG搭載車のリコールを3月に中国でも実施しており、独本社の広報担当者は不具合の原因が両国とも同じであることを明らかにした。
\7速Sトロニック型自動変速機制御コンピューターの基盤材質が不適切であるため、内部ショートが発生し電源用ヒューズが溶断する恐れがある。修理では同コンピューターを交換する。
\独メディアの報道によると、高温多湿気候のアジアで渋滞に巻き込まれると走行風が弱まり過熱しやすくなるため、トラブルが発生することがあるようだ。広報担当者は「この問題は全アジア地域で発生する」と明言した。
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