独バイオ企業Medigene(マルティンスリート)は27日、台湾の製薬会社であるSinpharの子会社、Syncoreとの提携を拡大すると発表した。がん治療薬「Endotag-1」の第3相臨床試験(フェーズ3)で協力を仰ぐほか、Syncoreを対象に第3社割当増資を実施。SyncoreはMedigene株6.09%を240万ユーロで引き受け最大の株主となる。
\乳がん治療薬としてEndotag-1のフェーズ3を2014年下半期から実施。Syncoreは同資金をすべて引き受ける見返りとして、世界販売権を取得する。Medigeneは契約一時金のほか、開発・認可の進捗に応じたマイルストーン(目標達成報奨金)、および上市後の売上高達成度に応じたロイヤリティー(特許権使用料)を取得する。
\両社は昨年7月、Endotag-1のアジア、オーストラリア、ニュージーランド事業で提携した。
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