ケーブルテレビ(CATV)大手の米Liberty Globalは17日、独CATV最大手のKabel Deutschland(KD、ウンターフェーリング)に対し買収提案を行ったことを明らかにした。KDに対しては移動通信大手の英Vodafoneも買収に関心があることを表明しており、横やりを入れた格好だ。
\Vodafoneは12日、KD買収に関心があることを明らかにした。最終的に買収提案を行うかは定かでないとしている。メディア報道によると、KDを1株当たり81ユーロで買収する考えという。これに対しLibertyは同約85ユーロを提示したとされており、Vodafoneの出方が注目されている。
\VodafoneはKD買収により、ドイツでテレビ、インターネット、移動通信サービスを一手に提供できるようになるほか、速度の速いケーブル通信網も獲得できる。
\Libertyはすでに独CATV市場2位のUnitymediaと同3位のKabel BWを傘下に収めている。このためカルテル当局はKD買収計画に難色を示す可能性がある。
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