ドイツ機械工業連盟(VDMA)が12日発表した2012年の世界の機械輸出市場規模は9,308億ユーロで、前年から8%拡大した。ドイツ製はシェアが前年の16.5%から16.1%へとやや低下したものの、昨年に引き続きトップを獲得。前年2位の日本製は11.8%から11.0%に下がり、米国と中国に抜かれて4位に転落した。米国製は11.3%から12.1%に拡大、中国製も10.2%から11.2%へと伸びた。
\最大の機械輸入国は米国で、世界全体に占めるシェアは12%に上った。輸入額は前年比で約17%増加したという。
\中国の輸入額は12%減少した。リーマンショック後に導入した景気プログラムの終了が響いた格好。半導体生産ライン需要の減少も大きなマイナス要因で、日本メーカーは特に大きなしわ寄せを受けたようだ。
\中国以外のBRICs諸国をみると、インドの輸入市場は4.9%縮小。ブラジルも4.8%増と世界市場の成長率(8%)を下回った。ロシアは13%増と大きく拡大した。
\ドイツ製機械は計32部門のうち16部門で世界輸出市場シェアが最も大きかった。中国製は同7部門でこれに続く。日本製は5部門、米国製は4部門だった。(「目で見るドイツの経済・社会」を参照)
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