ドイツの公的年金保険料率は来年18.4%となり、現在の18.9%から0.5ポイント低下する見通しだ。雇用情勢の改善を背景に年金財源が安定しているためで、3年連続の引き下げとなる。公的年金の管理運営機関である独年金保険連盟の内部文書をもとにdpa通信が5日、報じた。
\保険料率は2011年の19.9%から12年に19.6%へと低下。今年はさらに18.9%まで下がった。
\公的年金の保険料は給与支給額に料率をかけて額を決定し、労使が折半で負担する。このため、料率が下がれば企業の間接労務費も低下する。来年18.4%に引き下げられると、月収2,600ユーロの被用者で労使の保険料負担はそれぞれ月6.5ユーロ軽減される。同3,500ユーロでは軽減幅が8.75ユーロに上る。
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