市場調査会社Luenendonkがこのほど発表した独会計監査業界動向によると、国内大手25社の2012年売上高は前年比5.6％増の計58億ユーロだった。伸び率は11年の6.5％から鈍化。今年はさらに4.5％まで低下する見通しだ。
\売上高でトップに立ったのは前年同様プライスウォーターハウスクーパーズ（4.27％増の15億100万ユーロ）。2位はKPMG（8.74％増の13億600万ユーロ）、3位はErnst & Young（6.43％増の11億5,800万ユーロ）、4位はDeloitte（5.8％増の6億5,780万ユーロ）で、いわゆる「ビッグ4」が上位を独占した（表参照）。ビッグ4の平均成長率は6.3％で、4年ぶりに25社平均を上回った。25社の売上高に占めるシェアは79.3％だった。
\成長に大きく貢献したのは税務コンサルティングとアドバイザリーサービスだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、税務コンサルティングの売上シェアは36％で、会計監査（44％）に次ぐ収入源になっている。
\Luenendonkは売上高の60％以上を会計監査・税務コンサルティング（税務申告書類作成・経理は含まず）・企業ファイナンス・法律コンサルティング事業が占め、かつ会計監査による売り上げが全体の15％以上を占める企業を対象に調査を実施した。
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