自動車大手の独コンチネンタルは長期低迷する欧州のタイヤ市場が来年、持ち直すと予想している。同社のニコライ・ゼッツァー取締役(タイヤ事業担当)は11日dpa通信に対し、成長率が2~3%になるとの見方を示した。
\同社のタイヤ部門の上半期売上は前年同期比で4%減少した。売り上げの70%強を占める交換タイヤの分野で需要が鈍っていることが最大の原因。ゼッツァー取締役は第4四半期には前年同期比で最大1%増加するとの見通しを示した。
\交換タイヤ市場が低迷する理由について同取締役は◇タイヤ交換を先延ばししたり、冬用タイヤを1年中利用するドライバーが増えた◇タイヤ寿命が延びている――を挙げた。
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