経営難の民生家電メーカーLoewe（クローナハ）は1日、自己管理型会社更生手続きの適用申請がコーブルク区裁判所に承認されたと発表した。同社は債権者の制約を受けずに経営再建を進める手続きを7月に同裁判所から承認されていたが、今月中旬でその期限が切れるため、会社更生手続きに転換することで、自主的な経営再建の猶予期間を今月末まで延長。買収に関心を示す投資家との交渉をまとめ上げる意向だ。月末までに交渉がまとまらない場合は資産の個別売却が避けられなくなる。
\Loeweは7月中旬、経営者が退陣せず自ら経営再建に取り組む計画の承認をコーブルク区裁判所に申請した。これにより3カ月間は債権者の介入を受けずに経営再建を進めることが可能になったが、期限が残り2週間ほどとなったため、会社更生手続きに切り替えた。マティアス・ハルシュ社長によると、支払い不能には陥っていない。また、買収趣意書を計6の投資家から受け取っており、月末までに交渉がまとまる可能性は極めて高いという。
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