欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2013/11/27

経済産業情報

独機械輸出、第3四半期は減少幅0.6%に縮小

この記事の要約

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が25日発表した独業界の2013年第3四半期の輸出高は前年同期比0.6%減の369億ユーロで、減少幅は第1四半期と第2四半期の各5.8%、3.2%を下回った。全体の約40%を占める欧州連合( […]

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が25日発表した独業界の2013年第3四半期の輸出高は前年同期比0.6%減の369億ユーロで、減少幅は第1四半期と第2四半期の各5.8%、3.2%を下回った。全体の約40%を占める欧州連合(EU)向けが2.9%増と拡大に転じたことが大きい。VDMAのエコノミストは市場の回復傾向が来年も続くとの見方を示した。

\

伸び率が特に大きかった主要輸出先国は韓国、サウジアラビア、メキシコ、南アフリカ、日本で、増加幅は2ケタ台ないし10%弱に達したという。

\

1-9月期の輸出高は前年同期比1.5%減の1,115億ユーロだった。最大の輸出先である中国向けが3.8%減の123億8,960万ユーロに後退。2位市場の米国向けも1.9%減の103億8,540万ユーロに落ち込んだ。ロシア(2.9%減の59億2,590万ユーロ)、インド(14.7%減の20億5,710万ユーロ)、ブラジル(10.2%減の20億490万ユーロ)向けも減少しており、BRICs向けはすべて縮小した。一方、韓国向けは13.9%増の24億8,560万ユーロと好調で、トルコ向けも8.7%増の29億7,780万ユーロに拡大した。

\