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2013/12/4

総合 - ドイツ経済ニュース

失業者数がやや増加、需給のミスマッチで

この記事の要約

ドイツ連邦雇用庁(BA)が11月28日発表した同月の失業者数は280万6,000人で、前月を5,000人上回った。増加は3カ月ぶり。大卒や職業訓練の終了を採用条件とする求人が増えているため、これといった技能を持たない失業 […]

ドイツ連邦雇用庁(BA)が11月28日発表した同月の失業者数は280万6,000人で、前月を5,000人上回った。増加は3カ月ぶり。大卒や職業訓練の終了を採用条件とする求人が増えているため、これといった技能を持たない失業者の就職が難しくなっているという。ただ、景気はすでに底を打っており、ポストバンクのエコノミストはロイター通信に対し、来年は失業者数が減少するとの見方を示した。今年は経済の減速を受けて、低技能労働者の就職が昨年よりも難しくなっている。

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失業率は横ばいの6.5%だった。季節要因を加味した実質の失業者数は1万人増加した。

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今後は冬の寒波で屋外労働の需要が減るため、失業者数は早ければ12月、遅くとも1月に300万人を超える可能性がある。

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11月の求人指数(BA-X)は前月比2ポイント減の149に低下したものの、水準自体はなお高い。専門人材は特に流通、物流、メカトロニクス、エネルギー、電機、金属加工、機械、自動車、ヘルスケア業界で不足している。

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