独化学工業会（VCI）は12日、独業界（製薬を含む）の2014年生産高が前年比2.0％増となり、2年連続で拡大するとの見通しを発表した。国内需要の増加と欧州経済の回復が追い風となる。出荷価格が0.5％減となるため、業界売上高は成長率がやや鈍く、1.5％増の1,910億ユーロにとどまるとみている。
\13年については生産成長率で1.5％を見込む。出荷価格はマイナス1.0％、売上高は0.5％増の1,877億ユーロを予想する。売上高は国内で1.0％増の747億ユーロに拡大するものの、国外は横ばいの1,130億ユーロにとどまるとみている。
\13年の売上成長率を地域別でみると、欧州連合（EU）に加盟する西欧15カ国は横ばいにとどまる。増加するのはその他の欧州（増加率2.5％）とアフリカ（同0.5％）のみで、北米自由貿易協定（NAFTA）圏（1.0％減）、アジア（1.5％減）、ラテンアメリカ（3.0％減）は前年を下回る見通しだ。
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