半導体大手の独Infineon（ミュンヘン）が電気自動車（EV）・燃料電池車向け事業の拡大に大きな期待を寄せている。自動車向け半導体部門を統括するヨッヘン・ハーネベック氏がdpa通信に明らかにしたもので、同事業の売上高を2020年までに10倍に拡大。現在の年商が同事業の10倍に上る自動車エンジン向け事業に匹敵する規模にする意向だ。
\背景にはEVなどには半導体が多く投入されるという事情がある。ガソリン／ディーゼル車で利用されている半導体の額が平均340ドルにとどまるのに対し、EV・燃料電池車ではその約2倍に上るという。
\Infineonの自動車向け部門の売上高は現在17億2,000万ユーロ（13年9月期）で、エンジン向け事業はその約3分の1を占める。EV・燃料電池車向けは千万ユーロのケタ台の半ばにとどまっているという。
\
