太陽電池大手の独Solarworld（ボン）が6日発表した2014年1-3月期（第1四半期）暫定決算の営業損益（EBITベース）は1億2,740万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字（3,230万ユーロ）から大幅に改善した。自動車部品大手のBoschから太陽電池工場などの資産を取得したことが大きい。特殊要因を除いたベースでは820万ユーロの赤字だった。税引き後利益も債務整理と減資・増資手続きを伴う経営再建の効果で前年同期の赤字（4,410万ユーロ）から5億9,420万ユーロの黒字に転換した。
売上高は9,940万ユーロで、前年同期の1億1,220万ユーロから11％減少した。販売量は41％増の154メガワットに拡大したものの、市場価格の低下と大型プロジェクト売却の影響で落ち込んだ。
14年は売上高が前年の4億5,580万ユーロから6億8,000万ユーロ以上に拡大すると予想している。EBITは昨年（4億3,160万ユーロの赤字）に引き続き赤字（2,000万～3,500万ユーロ）を見込む。15年は売上成長率で20％、EBITで黒字転換を目指す。
