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2014/7/2

経済産業情報

企業倒産件数が1999年以来の低水準に、上期9.1%減少

この記事の要約

信用情報機関クレジットリフォームが6月26日発表した2014年上半期の企業倒産件数は前年同期比9.1%減の1万2,100件となり、1999年以来の低水準を記録した。景気と資金調達環境が良好なことが大きく、連鎖倒産も減少し […]

信用情報機関クレジットリフォームが6月26日発表した2014年上半期の企業倒産件数は前年同期比9.1%減の1万2,100件となり、1999年以来の低水準を記録した。景気と資金調達環境が良好なことが大きく、連鎖倒産も減少したという。

負債総額は123億ユーロで、前年同期の147億ユーロから16.3%減少。1件当たりの額も80万4,000ユーロから73万6,000ユーロへと8.5%低下した。倒産した企業の雇用規模は計9万6,000人で、17.2%減少している。

倒産企業を規模別でみると、従業員数5人以下の企業が全体の80.4%を占め、同100人以上の企業は0.6%にとどまった。

業界別では、製造業の減少幅が最も大きく、17.9%減の920件に改善した。建設業はほぼ横ばいの1,830件(前年同期1840件)。流通は12.1%減、サービスは8.8%減だった。

クレジットリフォームは14年通期の企業倒産件数が2万4,000~2万5,000件となり、前期を4~8%下回ると予想している。