欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2014/7/9

企業情報

ヴァイトミュラー―同業R.シュタール買収を断念―

この記事の要約

独中堅電子機器メーカーのヴァイトミュラー(デトモルト)は4日、同業R.シュタールへの株式公開買い付け(TOB)で確保した議決権付き株式が19%にとどまったと発表した。同50%以上の確保をTOBの成立条件としており、買収計 […]

独中堅電子機器メーカーのヴァイトミュラー(デトモルト)は4日、同業R.シュタールへの株式公開買い付け(TOB)で確保した議決権付き株式が19%にとどまったと発表した。同50%以上の確保をTOBの成立条件としており、買収計画は失敗に終わった。

ヴァイトミュラーはR.シュタールの筆頭株主である創業家に買収交渉を打診したが、拒否されたため、4月に敵対的なTOB方針を表明した。これに対しR.シュタールは長期の売上・利益率向上計画を策定。株主の繋ぎ止めを図っていた。