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2014/7/16

企業情報

ドレーガーヴェルク―業績予測引き下げ―

この記事の要約

医療・セキュリティ機器製造の独ドレーガーヴェルク(リューベック)は15日、2014年通期の売上高営業利益率(EBITベース)を従来見通しの6.5~8.5%から4.5~6.5%に下方修正した。ユーロ高と一部地域での販売不振 […]

医療・セキュリティ機器製造の独ドレーガーヴェルク(リューベック)は15日、2014年通期の売上高営業利益率(EBITベース)を従来見通しの6.5~8.5%から4.5~6.5%に下方修正した。ユーロ高と一部地域での販売不振を受けた措置。為替変動の影響を除いた売上成長率についても従来の3~6%から2~4%に引き下げた。

14年4~6月期(第2四半期)のEBITは1,500万ユーロで、前年同期の3,940万ユーロから38.1%減少した。ロシア事業が大幅に悪化。米国の顧客が医療機器を買い控えていることと、アジアの一部の国で業績が弱含んでいることも響いた。売上高は1.2%減の5億5,990万ユーロで、新規受注高も2.3%減の5億7,480万ユーロに落ち込んだ。

同社は業績改善に向けて事業効率を引き上げる考えで、現在、計画を練っている。