独投資会社ディエヴィーニ（Dievini、ヴァルドフル）は17日、貼り薬メーカーの独LTSローマンを買収すると発表した。スイスの製薬大手ノバルティスと独投資会社BWKから株式をそれぞれ約43％、24％取得。出資比率をこれまでの約30％から96％に引き上げる。今後は残りの株主を対象に株式公開買い付け（TOB）を実施する計画だ。取引金額は明らかにしていない。
LTSローマンは禁煙やアルツハイマー、パーキンソン病用の貼り薬を手がけ、現在10以上の製品を販売している。保有する特許は5,000件強。従業員数は1,100人で、売上高は3億ユーロ強に上る。
ディエヴィーニはソフト大手SAPの共同設立者であるディートマール・ホップ氏が設立した投資会社で、ヘルスケア関連企業向けの投資を専門に手がけている。
