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2014/7/23

経済産業情報

偽札発見量が急増、上期+27%に

この記事の要約

ドイツ連邦銀行(中銀)は18日、上半期に国内で発見されたユーロの偽札が合わせて約2万4,623枚に達し、前年同期から27%増加したと発表した。総額は150万ユーロにとどまっており、心配するに及ばない水準という。ユーロ圏全 […]

ドイツ連邦銀行(中銀)は18日、上半期に国内で発見されたユーロの偽札が合わせて約2万4,623枚に達し、前年同期から27%増加したと発表した。総額は150万ユーロにとどまっており、心配するに及ばない水準という。ユーロ圏全体では発見枚数が6.2%減の33万1,000枚に後退した。

連銀は偽札を使用した犯罪の例として、500ユーロ札560枚(28万ユーロ)でオールドタイマー(クラシックカー)を購入しようとした事件を挙げた。上半期に独国内で発見された500ユーロ札は684枚であり、この事件が大半を占めた格好だ。

ドイツで発見された偽札で最も多いのは50ユーロ札で、全体の49.6%を占めた。これに20ユーロ札(29.1%)、100ユーロ札(9.6%)が続く。低額と高額の紙幣は量が少ない。

一方、ユーロ圏全体では20ユーロ札が46.5%で最も多く、50ユーロ札は34.7%だった。