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2014/9/10

経済産業情報

フォークリフトのキオンなどMDAXに昇格

この記事の要約

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は4日、DAXに次ぐドイツの株価指数であるMDAXの銘柄を22日付で入れ替えると発表した。フォークリフト大手のキオンと不動産大手のドイチェ・アニングトン・イモビリエンが昇格、 […]

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は4日、DAXに次ぐドイツの株価指数であるMDAXの銘柄を22日付で入れ替えると発表した。フォークリフト大手のキオンと不動産大手のドイチェ・アニングトン・イモビリエンが昇格、黒鉛電極や炭素繊維を手がけるSGLカーボンと厨房機器製造のラショナルはワンランク下のSDAXに降格となる。最大手30社を対象としたDAXでは今回、入れ替えがなかった。

キオンのゴードン・リスケ社長はMDAXへの採用について「上場(2013年夏)以来、注力してきた成長路線の正しさを証明するものだ」との見方を示した。

ドイチェ・アニングトンは住宅不動産の国内最大手で、時価総額は約55億ユーロ。第2四半期に大株主が株式を放出したことで、浮動株比率が約73%に高まったことが今回の昇格の決め手となったもようだ。不動産大手ではすでにドイチェ・ヴォーネン、GAGFAH、LEDイモビリエン、TAGイモビリエンがMDAXに採用されている。