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2014/10/8

企業情報

フォルクスワーゲン―新車販売、9月はわずか0.2%増に―

この記事の要約

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は7日、VWブランドの9月の乗用車販売台数が前年同月比0.2%増の53万4,800台にとどまったことを明らかにした。ウクライナ問題を受けてロシア販売が大きく落ち込 […]

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は7日、VWブランドの9月の乗用車販売台数が前年同月比0.2%増の53万4,800台にとどまったことを明らかにした。ウクライナ問題を受けてロシア販売が大きく落ち込んだほか、南米販売も振るわなかった。1~9月の累計は466万台で、前年同期を3.0%上回った。

1~9月の販売実績を地域別でみると、西欧(ドイツを除く)とドイツはそれぞれ5.2%増の64万8,300台、4.8%増の43万100台に拡大。アジア・太平洋は13.8%増の222万台と大きく伸びた。中国(香港を含む)は15.3%増の207万台で、初めて200万台を突破している。

一方、中・東欧は8.8%減の18万1,400台に落ち込んだ。ロシアが20.0%減の9万3,800台と大きく後退し、足を強く引っ張った格好だ。南米は19.3%減の48万8,000台で、ブラジルは14.0%減の39万6,600台だった。

北米は43万2,700台で、8.0%減少した。主力市場である米国が14.0%減の27万900台に落ち込んだことが響いた。