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2014/10/15

経済産業情報

ドイツの役員報酬は平均39万ユーロ

この記事の要約

ドイツの企業役員(取締役クラス)の平均報酬は今年38万9,000ユーロに達し、前年を3.4%上回ることが、人材コンサルティング会社キーンバウムの調べで分かった。昨年の業績が好調だった企業が多かったことが反映された格好で、 […]

ドイツの企業役員(取締役クラス)の平均報酬は今年38万9,000ユーロに達し、前年を3.4%上回ることが、人材コンサルティング会社キーンバウムの調べで分かった。昨年の業績が好調だった企業が多かったことが反映された格好で、取締役会長(社長)では4.2%増の54万9,000ユーロに上った。同社は独企業704社の計1,294人を対象に調査を実施した。

役員報酬の平均額が最も高い業界は製薬で、66万1,000ユーロに上った。これに自動車(61万6,000ユーロ)、化学(57万3,000ユーロ)が続く。これら3業界の平均報酬が高い背景には経営規模の大きい企業が多いという事情がある。

管轄する事業地域のレベル別で報酬をみると、特定の国のなかの一部の地域を統括する役員では平均が27万2,000ユーロにとどまった。1国を統括する役員は同38万7,000ユーロで、全世界を統括する役員は50万8,000ユーロに上った。