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2014/10/29

企業情報

カールシュタット―6店舗閉鎖へ―

この記事の要約

独デパート大手のカールシュタット(エッセン)は23日の監査役会で国内6店舗の閉鎖を決定した。前オーナーのニコラス・ベルグラン氏は8月、経営再建の失敗を受けて同社を墺事業家レネ・ベンコ氏の投資会社シグナに売却しており、店舗 […]

独デパート大手のカールシュタット(エッセン)は23日の監査役会で国内6店舗の閉鎖を決定した。前オーナーのニコラス・ベルグラン氏は8月、経営再建の失敗を受けて同社を墺事業家レネ・ベンコ氏の投資会社シグナに売却しており、店舗閉鎖は避けられないとみられていた。

カールシュタットはデパート83店舗と、格安販売店「シュネップヒェン・センター」、若者向け店舗「Kタウン」を運営している。閉鎖する6店舗の内訳は、ハンブルクのビルシュテット地区とシュツットガルトのデパート計2店舗、ゲッティンゲンとケルンにあるKタウン計2店舗、フランクフルト・アン・デア・オーデルとパーダーボルンにあるシュネップヒェン・センター計2店舗。

同社では20カ所以上の店舗閉鎖が避けられないとみられており、閉鎖対象を今後、追加する可能性が高い。同日付で就任したヴォルフラム・カイル監査役会長は「我々は長いプロセスのスタート地点にいる」と述べ、抜本的な改革に取り組む意向を示した。