ドイツ連邦雇用庁(BA)が10月30日発表した同月の失業者数は前月を7万5,000人下回る273万3,000人に縮小し、2011年11月以来の低水準となった。季節要因を加味した実質でも2万2,000人減少しており、BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は「現在の経済的な不透明感は労働市場に影響していない」との見方を示した。失業率は0.2ポイント減の6.3%に低下した。
求人件数は51万7,000件で、前月から実質8,000件増加した。求人指数BA-Xは4ポイント増の175に上昇している。求人が特に活発な業界は金属、交通・物流、メカトロニクス、エネルギー・電機、流通、機械・自動車、ヘルスケアおよび宿泊・飲食。