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2015/1/7

企業情報

BASF―シェルとのシンガポール合弁から撤退―

この記事の要約

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12月18日、石油大手シェルと折半出資で運営するシンガポールの合弁会社エルバ・イースタンの資本50%をシェルに譲渡し同合弁から撤退すると発表した。取引金額は非公開。両社が […]

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12月18日、石油大手シェルと折半出資で運営するシンガポールの合弁会社エルバ・イースタンの資本50%をシェルに譲渡し同合弁から撤退すると発表した。取引金額は非公開。両社がオランダで展開する合弁エルバ・ネーデルランドは取引対象となっていない。

エルバ・イースタンは2002年の設立で、シンガポールのジュロン島にあるシェルの工場で生産を行っている。年産能力は酸化プロピレンが25万トン、スチレンモノマーが55万トン。スチレンモノマーはBASFのバリューチェーンで重要な役割を果たすため、今後はシェルから供給を受けることを取り決めた。