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2015/1/21

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コメルツ銀行―販売分野の管理職を1クラス削減―

この記事の要約

独金融大手のコメルツ銀行(フランクフルト)が個人顧客、中小企業事業の販売組織を簡素化する。業務の迅速化が狙いで、管理職のなかの1クラスを全面的に廃止する。マルティン・ツィールケ取締役(個人顧客担当)が経済紙『ハンデルスブ […]

独金融大手のコメルツ銀行(フランクフルト)が個人顧客、中小企業事業の販売組織を簡素化する。業務の迅速化が狙いで、管理職のなかの1クラスを全面的に廃止する。マルティン・ツィールケ取締役(個人顧客担当)が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにした。

同行の支店数はドレスナー銀行を買収した6年前に1,600カ所へと膨らんだ。現在は1,100カ所まで減少している。同取締役は「支店が1,600カ所あったころは4つの管理職クラスを置くことは妥当だったが、支店数が減っている現在は適切でなくなっている」と指摘。全国を5つ事業地区に区分しそれぞれに統括責任者を配置したうえで、計65人の支部長を置く体制を構築することで、販売分野の管理職クラスをまるまる1つ廃止すると説明した。この措置により個人顧客事業だけで160人分の管理職ポストを削減する。

同行はこれと並行して◇商品数を削減し全体の見通しがきくようにする◇支部長の権限を強化し、全顧客層(個人顧客、事業顧客、富裕層)向けの事業を統括させる――も実施する。富裕層向け事業はこれまで別個に行ってきた経緯がある。

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