ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2014年12月の新規受注高は前年同月比13%増となり、2カ月ぶりに拡大へと転じた。大型設備の受注がユーロ圏で多かったほか、比較対象の13年12月は受注水準が比較的低かったためその反動も出た格好だ。国内受注が8%、国外が同15%の幅でそれぞれ拡大した。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、10~12月は前年同期を3%上回った。国外が4%増加、国内は横ばいにとどまった。
14年通期では前期を2%上回った。伸び率は13年のマイナス2%から改善したものの、VDMAの予想を下回った。