出資対象をネットビジネス分野のスタートアップ企業に絞った独投資会社ロケット・インターネット（ベルリン）は6日、オンライン・フードデリバリー事業の強化方針を明らかにした。世界の市場規模が3,240億ユーロと大きく今後の成長も期待できるためで、複数の企業に新規出資したほか、当該事業を新設の「グローバル・オンライン・テイクアウェイ・グループ」に集約した。
ベルリンに本社を置くフードデリバリー・プラットフォーム、デリバリー・ヒーローの株式30％を4億9,600万ユーロで取得した。デリバリー・ヒーローは欧州、南米、アジアなど計24カ国で事業を展開。出店する飲食店は9万店を超える。
ロケット・インターネットはこのほか、イタリアのピザ宅配事業者ピザボとスペインの総合フードデリバリー事業者ラ・ネヴェラ・ロハを完全買収したことも明らかにした。取引金額は明らかにしていない。
