ドイツ連邦統計局が13日発表した2014年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.7%増(速報値)となり、2四半期続いた低迷から脱却した。内需が好調で全体をけん引した格好。統計局は第4四半期のデータを受けて14年の実質GDP成長率を1月に示した1.5%から1.6%に上方修正した。
個人消費が第4四半期のGDPを最も強く押し上げた。設備投資と建設投資も大きく伸びたという。
物品とサービスの輸出も拡大した。ただ、輸入が好調だったため、GDP成長率への外需(輸出-輸入)の寄与度は小さかったもようだ。