ドイツ連邦雇用庁（BA）が2月26日発表した同月の失業者数は前月を1万5,000人下回る301万7,000人となり、同月としては東西ドイツ統一後の最低を記録した。2月は例年、失業者数が最大となる月だが、今年は暖冬で屋外労働の需要が多かった。季節要因を加味した実質では減少幅が2万人に達している。失業率は6.9％で、前月を0.1ポイント下回った。
求人需要はこれまでに引き続き強く、2月の求人件数は前年同月を6万3,000件上回る51万9,000件に達した。求人指数BA-Xは前月から1ポイント増の183に上昇し、過去最高を更新した。専門人材はメカトロニクス、エネルギー・電機、流通、交通・物流で最も不足。これに金属、機械・自動車、ヘルスケア業界が続いた。
