ドイツ連邦統計局が2月25日発表した建設業界の2014年の売上高（従業員数20人以上の企業が対象）は659億3,700万ユーロとなり、前年比で4.3％増加した。独建設業全国連盟（HDB）によると、上半期が12.8％増と好調だったことが大きい。下半期は1.0％減と失速した。
14年売上のけん引車はこれまで同様、住宅で、7.8％の伸びを記録した。低金利と雇用の安定、投資資金の流入が追い風となった。公共建設は3.2％増、商工業施設は3.7％増だった。
14年の新規受注高（物価調整後の指数ベース）は1.8％減少した。比較対象の13年は受注水準が極めて高く、その反動が出た格好だ。下落幅は土木で3.0％、建築で0.9％。住宅は4.3％増、商工業施設は0.2％減、公共建設は3.5％減だった。
