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2015/4/1

経済産業情報

世界初のフッ素樹脂リサイクル施設が稼働

この記事の要約

米化学・電気素材大手3Mの独子会社ダイニオンは3月26日、本社所在地ブルクキルヒェン・アン・デア・アルツでフッ素樹脂をリサイクルするパイロット施設の開所式を行った。同社によると、フッ素樹脂のリサイクルは世界初。フッ化樹脂 […]

米化学・電気素材大手3Mの独子会社ダイニオンは3月26日、本社所在地ブルクキルヒェン・アン・デア・アルツでフッ素樹脂をリサイクルするパイロット施設の開所式を行った。同社によると、フッ素樹脂のリサイクルは世界初。フッ化樹脂は原料と生産・処理コストが高いことから、リサイクル需要が大きいと判断し同施設を開設した。パイロットプロジェクトが順調であれば、ダイニオンは同リサイクル技術を全世界でライセンス販売する意向だ。

フッ素樹脂は希少な資源である蛍石を原料としているため、原料費が高い。このため、ダイニオンはリサイクル技術をバイロイト大学と共同で開発した。リサイクルに際して発生する二酸化炭素(CO2)と塩酸の量は少なく、環境に優しいという。同社は他社のフッ素樹脂廃棄物も引き受け、パイロット施設で年に最大500万トンをリサイクル処理する考えだ。

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