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2015/4/1

経済産業情報

育休取得の男性は約3人に1人

この記事の要約

ドイツ連邦統計局の3月25日の発表によると、2013年第3四半期に子供が産まれた男性の育児休暇手当取得率は32.3%で、2011年通期の27.3%から5ポイント上昇した。3人に1人が育休を取得した計算。ただ、女性の取得率 […]

ドイツ連邦統計局の3月25日の発表によると、2013年第3四半期に子供が産まれた男性の育児休暇手当取得率は32.3%で、2011年通期の27.3%から5ポイント上昇した。3人に1人が育休を取得した計算。ただ、女性の取得率は97%に達しており、男女の格差は依然として大きい。

育休手当ては育児休暇を取った人に1年間、国が手取り収入の67%、最高で月1,800ユーロを支給する制度。夫婦(ないし非婚カップル)が2人とも育児休暇を取る場合には、支給期間が計14カ月に延長される。男性は延長分の2カ月を選ぶ場合が多く、今回の統計でも育休手当を取得した男性の79%は期間が2カ月だった。

平均取得期間は女性の11.6カ月に対し、男性は3.1カ月にとどまった。州別でみると、南部のバーデン・ヴュルテンベルク、バイエルンおよび中東部のチューリンゲンが最も短く2.7カ月にとどまった。取得率が高いのは都市州でブレーメンは4.2カ月、ベルリンは3.9カ月、ハンブルクは3.3カ月に上った。デュッセルドルフを州都とするノルトライン・ヴェストファーレンも3.5%と高く、3位に付けた。

育児休暇手当の平均額は子供の誕生前に仕事をしていた男性で月1,290ユーロ、同女性で900ユーロ。無職の男性では331ユーロ、同女性では329ユーロとなっている。

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