自動車部品・産業機器大手の独ボッシュ（シュツットガルト）がIT技術を活用した製造業の革新（インダストリー4.0）に向けて事業横断型の技術者チームを立ち上げる。同分野のノウハウを蓄積し、自社で活用するほか、外部の企業にも製品・サービスを提供することが狙いだ。ヴェルナー・シュトルート取締役（生産担当）が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。
全事業分野から計100人以上を集めてチームを立ち上げる。年末までに200人に拡大する考え。
ボッシュはすでに、生産ラインの保守や生産の最適化を担うチェックステーション1万2,000カ所をネット化した。将来的には同社製チェックステーションを利用する顧客に各種の分析サービスを提供するなど新たな事業分野を開拓する意向だ。
ボッシュはインダストリー4.0の分野で主導的な立場を獲得しようとしており、研究開発要員4万5,600人の4分の1をソフトウエアの専門家が占める。
