ドイツの中堅自動車部品メーカー、ヴァルダシャフ・オートモティブ(アシャッフェンブルク)は27日、中国の同業、凌雲工業集団(Lingyun Industrial Group)が同社を完全買収すると発表した。凌雲工業は今回の買収により、製品種類の拡大や軽量部品の開発ノウハウ吸収を図るほか、欧州自動車メーカーとの取引を拡大する考えだ。取引金額は公表しないことで合意した。
ヴァルダシャフは2009年の設立で、ドアシステム、金属と樹脂を組み合わせた複合部品、ゴムホースなどを生産している。従業員450人は全員、継続雇用される。