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2015/4/29

経済産業情報

対独直接投資、M&A除くと中国が1位に

この記事の要約

独貿易・投資振興機関(GTAI)は27日、企業の吸収・合併(M&A)を除いた外国企業の対独直接投資件数が昨年は前年比21%増の1,199件となり、過去最高を更新したと発表した。中国の企業はそのうち190件を占め […]

独貿易・投資振興機関(GTAI)は27日、企業の吸収・合併(M&A)を除いた外国企業の対独直接投資件数が昨年は前年比21%増の1,199件となり、過去最高を更新したと発表した。中国の企業はそのうち190件を占め、米国(168件)を抜いて1位に浮上。3位はスイス(130件)で、日本は7位(53件)だった。これらの投資の総額は32億ユーロ超で、少なくとも1万6,000人の雇用が創出されたという。

ドイツ企業を対象とするM&Aの件数は489件だった。米国企業によるものは114件で最多。これに英国(58件)、スイス(44件)、オランダ(38件)が続いた。中国は21件で7位、日本は16件で9位だった。

対独直接投資が最も多い業種は金融サービスで、全体の18%を占めた。情報通信技術が15%でこれに続く。

投資の目的では「販売・マーケティング・サポート」が38%で最も多く、2位は製造(14%)、3位はビジネス・サービス(11%)、4位は研究・開発(8%)だった。