自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは13日、同業ボッシュの産業機器子会社ボッシュ・レックスロスから大型ギヤボックス事業を取得すると発表した。自動車向け事業への依存度を引き下げる戦略の一環。取引金額は明らかにしていない。
ZFは今回の買収により産業用ギヤ事業に参入するとともに、風力発電用ギヤボックス事業を強化する。ボッシュ・レックスロスから取得する事業は独ヴィッテンに管理・生産・開発・販売拠点を置くほか、北京に風力発電用ギヤボックス工場、米イリノイ州レイクチューリッヒにサービス拠点を持つ。従業員数は計1,200人で、売上高は約3億ユーロ。