保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が12日発表した2015年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益は28億5,500万ユーロとなり、前年同期を4.8%上回った。生命・医療保険部門が好調で、他の部門の不振が相殺された格好。最終利益は11.0%増の18億2,200万ユーロ、売上高は11.2%増の378億ユーロだった。
生保事業を取り巻く環境は低金利で厳しいものの、同社ではファンド型生保商品の販売が国外で増加。生命・医療保険部門の営業利益は25.5%増の11億400万ユーロに拡大した。
損害保険部門は同13.7%減の12億8,500万ユーロと振るわなかった。欧州を襲った暴風雨の影響で保険金の支払額が膨らんだことが響いた。資産管理部門も米子会社ピムコの不振が響き14.0%減の5億5,500万ユーロに落ち込んだ。