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2015/6/17

経済産業情報

独中がインダストリー4.0で協力、規格策定に向け作業部会設置へ

この記事の要約

規格に関するドイツと中国の共同機関である独中企画委員会は9日、製造業のモノのインターネットであるインダストリー4.0(I4.0)の規格策定に向けて作業部会を設置することを決定したと発表した。同委員会はすでに電気自動車、ス […]

規格に関するドイツと中国の共同機関である独中企画委員会は9日、製造業のモノのインターネットであるインダストリー4.0(I4.0)の規格策定に向けて作業部会を設置することを決定したと発表した。同委員会はすでに電気自動車、スマートシティの分野でも作業部会を設置しており、規格分野での両国の協力関係は一段と強まりそうだ。

I4.0の作業部会設置は5月27~28日に中国西部の成都で開催された独中企画委員会の会議で取り決められた。同会議は独経済省と中国国家標準化管理委員会(SAC)が主催。ドイツ規格協会(DIN)やドイツ機械工業連盟(VDMA)、中国標準化研究院(CNIS)などの関係者が参加した。

独中企画委員会は2011年6月に開催されたドイツ政府と中国政府の第1回合同閣議で設置が取り決められた。独中共同経済委員会の規格化作業部会を発展解消させたもので、年に一度、会議を開いている。来年はライプチヒで開催される予定だ。