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2015/6/24

企業情報

エボニック―アクゾノーベルと合弁、塩素などを共同生産へ―

この記事の要約

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は16日、蘭同業アクゾノーベルと共同で折半出資の合弁会社を設立すると発表した。環境に優しい生産施設を共同で建設・運営し、水酸化カリウムと塩素を生産する。 膜電解法を用いた生産施設を独 […]

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は16日、蘭同業アクゾノーベルと共同で折半出資の合弁会社を設立すると発表した。環境に優しい生産施設を共同で建設・運営し、水酸化カリウムと塩素を生産する。

膜電解法を用いた生産施設を独北部のイッベンビューレンにあるアクゾノーベルの工場内に建設する。投資額は明らかにしていない。呼び容量は水酸化カリウムで年13万トン、塩素で8万トン。2017年第4四半期から生産を開始し、塩素はアクゾノーベル、水酸化カリウムはエボニックがそれぞれ販売ないし加工する。

塩素と水酸化カリウム、水酸化ナトリウムはこれまで、水銀電解法を用いて生産されてきたが、18年から禁止されるため、環境に優しい膜電解法の施設を設置する。