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2015/7/1

企業情報

ZFフリードリヒスハーフェン―ソフト技術者50人を獲得―

この記事の要約

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは6月29日、ドライバー・アシスタンス・システムの開発を手がける独HDLE(Halla DAS Lab Europe)からソフト開発チームを7月1日付で譲り受けると発表した。 […]

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは6月29日、ドライバー・アシスタンス・システムの開発を手がける独HDLE(Halla DAS Lab Europe)からソフト開発チームを7月1日付で譲り受けると発表した。半自動運転分野の開発力を強化する狙い。

約50人のチームを取得し、フリードリヒスハーフェン本社の研究開発センターに統合する。同チームには乗用車、商用車向けの様々なプロジェクトを進めてきた実績があり、ZFはチームのこれまでの開発成果とテスト車両数台も獲得。車両の周囲360度を監視して事故回避につなげる「サラウンドビューシステム」の開発力を強化する。

自動車業界では「モノのインターネット」などを背景にソフトウエアの重要性が増し、メーカーやサプライヤーはソフト技術者の採用を急速に拡大している。その一方で、ソフト技術者を確保することは難しくなっており、シュテファン・ゾンマー社長は今回獲得する技術者について「労働市場にめったにいない存在だ」と断言した。