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2015/8/19

経済産業情報

77%がネットショップで月に数回以上購入

この記事の要約

過去1年以内にネットショップで商品を購入したことのあるドイツの消費者はインターネットユーザー全体(14歳以上)の98%に達し、昨年の同94%から増加したことが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の調べで明らかになった。ネ […]

過去1年以内にネットショップで商品を購入したことのあるドイツの消費者はインターネットユーザー全体(14歳以上)の98%に達し、昨年の同94%から増加したことが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の調べで明らかになった。ネットショップの利用者のうち77%は購入頻度が月に数回以上に上っており、ネットショッピングが消費者の日常生活に深く食い込んでいることが分かる。

ネットショップで購入する理由として最も多かった回答は「(実店舗と違って)営業時間に縛られない」で71%に上った。2位は「値段が安い」(59%)、3位は「商品の選択肢が多い」(56%)だった。

「スマートフォンやタブレットPCを使って実店舗の販売価格をネットショップと比較しますか」との質問では「必ず比較する」が14%、「時々比較する」が25%に上った。比較の結果、ネットショップより価格が高いことが分かったため実店舗の店員と値引き交渉を行った人は52%と過半数に達した。

ネットショップで食料品を購入したことのある人はネットショッパーの28%にとどまった。購入した人に商品の種類を尋ねたところ「長期保存できる食品」が87%で圧倒的に多く、生鮮食料品は31%にとどまった。鮮度に対する懸念が強いことが背景にあり、この問題を解決できるかが食品ネットショップ市場の今後のカギを握りそうだ。